人を見極める方法 【為政第2-10】

おはようございます。鈴木尚です。

【為政第2-10】
子曰く、
その以(な)す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば、
人焉(いずく)んぞ痩(かく)さんや。人焉んぞ痩さんや。

 

【解釈】
人を見極めるには、
1.まず、その人がどんな仕事をするのかを視る。
2.そして、その仕事がどんな動機によっているかを観る。
3.最後に、その人は何をしている時に一番満足をするのかを察する。

以上3つを以って人を見極めれば間違いは無いであろうという事でしょうか。

社内で評価が高い人がいたとしてもそれを鵜呑みにせず、まず、上記3つの観点でその人を評価してみて下さい。

 

とは言っても、人を「見極める」というのは簡単なようでなかなかうまくいきません。

論語本文にも、さりげなくそれが表れています。

視る   ・・・  注意して見る
観る   ・・・  物事を念入りに見る
察する  ・・・  物事の事情などをおしはかってそれと知る

ただ単に「見る」のではダメなのですね。

 

システム開発という仕事は忙しくてなかなか「人」にまで気が回らないかもしれません。

しかし、一番大事な「人」の事ですから、普段よりちょっと気をつけてメンバーと接してみてはいかがでしょうか?

 

★私は以上のように考えますが、みなさんはどう思いますか?

 

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