【書評】思考の整理学 外山滋比古

おはようございます。鈴木尚です。

今週の書評は「思考の整理学」です。

私は以前から手帳を持っていますが、主にスケジュール帳として使っていました。

しかし、この本を読んでから、少し使い方が変わりました。

具体的には、自分の考えた事、感じた事をこまめにメモするようになったのです。

何か面白い事をメモした時は「これはスゴイ!」と思うのですが、しばらくしてから読み返してみると大した事なかったります。

本書では、このようにメモを一定期間置いておく事を、「アイデアを寝かす」と定義しています。

 

これを実践してみるとわかるのですが、確かに寝かすのは有効です。

 

一定期間寝かした後で、そのメモを読んでみて確かにスゴイ!と感じたならば、その時は別のノートに整理して書き写し、また一定期間寝かす。

そうすると、かなり考えが熟成されてきて、その考えを使う頃には誰に話しても納得出来るものに仕上がっているとの事です。

 

そう考えると、「古典」と呼ばれるものは長いもので1000年も寝かせているので、その内容は無駄な事をそぎ落とした本質的なものになっていると言えるでしょう。

このブログにご訪問いただいた方も、寝かせ過ぎて結晶のようになってしまった、いわゆる「古典」と呼ばれる本を一度ひも解いてみてはいかがでしょうか?

 

 

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